20余年の間、国内の情勢不安などが理由で、コーヒーの国外輸出を行っていなかったベネズエラ。
正式な国名はベネズエラ・ボリバル共和国のメリダ州から届いたコーヒーです。
精製方法は「ブラックハニー」。
果肉を剥がした生豆に付着しているニュルニュルした物体“ミューシレージ(梅の種の周りに付着しているようなもの)”を残したまま加工する「ハニープロセス」には、その“残す量によって”大きく4つの段階があります。
▶︎ミューシレージの除去率と乾燥期間
ホワイト<イエロー<レッド<ブラック
ミューシレージには風味に影響する様々な要素が含まれています。
そのため除去率が高いとスッキリとした風味、いわばウォッシュトに近くなり、除去率が高いとナチュラルのような風味に近くなります。
と、ここまで長々と説明しましたが、ハニーの誕生国であるコスタリカ等と比べると、その特徴というのは幾らか弱く感じます。
ただ、生産国の品質向上における技術は日進月歩。2年後、3年後、はたまた来年にはとんでもない高クオリティの豆が登場するかもしれません。
国外輸出が解禁された、記念すべき1年目のベネズエラ産のコーヒーをお楽しみください。